つい先日のこと。
「ちょっと疲れてるかな…」なんて、自分でもうすうす感じていて。
毎朝コーヒーを入れるのが習慣なんだけど、その日はいつもと違う豆を挽いてました。ちょっと前に朱実がハワイに行ったときに買ってきてくれた豆です。
部屋にいたメンバーが「良い香りがしますねー」って言ったその瞬間、僕はハッとしました。
……香りが、わからなかったんです。
あまりに疲れていて、五感が鈍っていたのかもしれない。あるいは、そこに意識を向ける余裕がなかったのかもしれない。
だけど、「そこにあったはずの幸せ」に気づけなかった自分に気づいたとき、なんとも言えない気持ちになったんですよね。
手段と目的を、混同しない
幸せになるための手段として、仕事をしたり、お金を稼いだりする。
でも、その「手段」に夢中になりすぎて、「今ここ」にある幸せを見逃してしまうことって、あるんですよね。
これって、本末転倒だなぁって。
普段から「生きているのは今この瞬間の幸せのためだよ」って、口を酸っぱくして言ってるのに、自分がこのありさま(笑)
まぁ、人間なんてそんなもんですよね。
でも、この出来事をきっかけに、「もっと自分を大切にしよう」って思ったんです。そして、そんなこともまた誰かに伝えたいと思って、こうして書いています。
人って、常に一定じゃいられない。バイオリズムがあって、イケイケドンドンのときもあれば、ふと気が抜けるときもある。
まずは、そんな自分を受け入れることが大事。
否定せずに、ちょっとでも褒めてあげたり、ねぎらってあげたり、感謝したり。
それだけで、ちゃんと前に進める気がします。
幸せって、特別な出来事じゃなくて、
いつもの朝にふと漂うコーヒーの香りだったりするのかもしれないですね。
そんなことを感じた、ある朝の出来事でした。
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